ややもす

偽物のような風景と、ものさし。

そうして話す人を選ぶようになる

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腹が立つとその大元を探って言葉にするってことを続けていて、それは人が何に対して怒るのかを知ろうと思ったから、じゃぁそれは自分に対してもだよねって始めたことなんだけど、そもそもなんで腹が立ったのかというよりも、腹が立つとは構造上理解できたけれど、でもそれを腹が立つという感情として変換して出力してしまったのは単純に余裕が無いからとか、心が狭くなったとか、視野が狭まったとか、そういうことなんだろうなとは思う。

余裕が無くて、心が狭く、視野が狭まった人の発言に、ガクッとして、悲しくなって、そして腹が立つのも、余裕が無くて、心が狭く、視野が狭まっているからなのかと思うと、じゃあどないすんやとか思わんでもない。

努力して、長い期間をかけて仕事を成した旧友の話をして、それに何の感慨も見せず、金だけたかってやりたいななんて感想を持たれると、ただただ悲しく腹立たしいのだけど、それをああ余裕がないんだろうなぁと返せるほど自分も余裕がないのです。

他人の物語を想像する余裕のない人の前では、そういった話を持ち出すなってことなのかもしれないけれど、自分の好きなように生きておいて、自分の聞きたくない話題にはああいった姿を見せるってのは、まぁ、いや、余裕がないから仕方がない、と思うしか無いのかな。その人の妬ましく思うに至った物語を想像して慮ってあげないといけないのかな、良い刺激にはならないのかな、そう考えると腹立たしく、悲しく。ただの愚痴です。